クイック・レビュー
ストリームで作業する楽しさがわかったのではないでしょうか。
次は、リポジトリーを扱う上でさらに重要で難解な問題について注目してみましょう。
- プロジェクトのバージョン管理を学習した際には、ワークベンチ内にあるプロジェクトをそのままバージョン管理しました。
このため、プロジェクトをストリームと同期化してからバージョン管理することが重要になります。
これを行っておかないと、あなたがプロジェクトをキャッチアップした以降に、
他のユーザーがあなたに関係のある変更をリリースしていたかもしれません。キャッチアップせずにプロジェクトのバージョン
管理を進めると、こうした変更を取り込まないままそのプロジェクトをバージョン管理することになります。
- ストリームには、リポジトリー内のすべてのプロジェクトが含まれています。
個々のユーザーは、自分が関与しているプロジェクトを選択して、そのプロジェクトをワークスペースに追加します。
その時点から、各ユーザーは追加したプロジェクト (のみ) をストリームとの関係で同期化します。
- ストリームは、進行中の既知のプロジェクトすべての大きなコレクションを表します。ストリームの観点
から見ると、すべては常に変更に対してオープンな状態にあります。
- プロジェクトのバージョン管理の実質は、
そのスナップショットを取ってリポジトリーの「プロジェクト・バージョン (Project Versions)」というセクションに配置することです。
その状態でも、ストリームは変更に対してオープンです。
- 最初に、ストリームに対して行われた変更をキャッチアップし、それらの変更と、
自分のリリースしようとしている変更とを使って再テストしてから、変更をリリースすることが重要なポイントです。
最初に最新のストリームの変更を受け取り、再テストすると、これからリリースしようとしている変更が、
現在のストリームの状態で実際に動作することが保証できます。
- 各プロジェクトは、特定のリポジトリー内の特定のストリームに関連付けられます。さまざまなプロジェクト
を、実際には全く別のサーバー上にあるかもしれない別のリポジトリーに関連付けることができます。