プラグインとフラグメントを操作する PDE ウィザードおよびエディターは、ほとんど同じものです。 ただし、その違いは重要なため、それを認識する必要があります。
最初に新規のフラグメント・プロジェクトを作成します。
「フラグメントの新規作成 (New Fragment)」ウィザードの先頭ページで、 プロジェクト名 "com.example.german" を入力します。 「次へ (Next)」を押して、2 ページ目のデフォルト値を受け入れます。 (もう一度「次へ (Next)」を押します。) 「フラグメントのコード生成プログラム (Fragment Code Generators)」ページで、 テンプレートからフラグメントを作成するためのラジオ・ボタンを選択し、 「デフォルトのフラグメント生成プログラム (Default Fragment Generator)」ウィザードを選択します。 「次へ (Next)」を押すと、「単純なフラグメントのコンテンツ (Simple Fragment Content)」ページが表示されます。
このページには、2 つの追加フィールド「ターゲット・プラグイン ID (Target Plug-In ID)」と「バージョン (Version)」があり、 この点がプラグイン・ウィザードと少し異なっています。 今は特定のプラグインのフラグメントを作成しているので、 「ブラウズ (Browse)」ボタンを使用して、「ワークスペースのプラグイン (Workspace Plug-ins)」グループから "XYZ Plugin" を選択します (任意の外部プラグインを選択することもできます)。
プロジェクトが作成されると、 そのプロジェクトによりフラグメントのマニフェスト・エディターが開きます。
以下の例外を除き、このマニフェスト・エディターはプラグインのマニフェスト・エディターとほとんど同じです。
「概要 (Overview)」ページでは、"class" 属性がなくなっています。 フラグメントはターゲット・プラグインのライフ・サイクルに従うため、フラグメントにはプラグイン・クラスがありません。 その代わりに、「ターゲット・プラグイン ID (Target Plug-In ID)」フィールドと 「バージョン (Version)」フィールドが表示されます。
「依存性 (Dependencies)」ページはありません。 フラグメント・プロジェクトを選択し、「プロパティー (Properties)」->「ビルド・パス (Build path)」と選択すると、 フラグメントがターゲット・プラグインと同じビルド・パスを持っていることがわかります。
プラグインの例と類似のアクション・セットを追加しますが、今度はドイツ語で追加します。
System.out.println("Hallo, PDE welt!");
保管して Java エディターとフラグメントのマニフェスト・エディターを閉じます。
「実行 (Run)」ツールバー・ボタンを使用してフラグメントを実行すると、 ランタイムのプラットフォーム・インスタンスの "Deutsche Aktionsmenge" アクション・セットが 使用可能になっているはずです。 (アクション・セットのリストを表示する場合は、 「パースペクティブ (Perspective)」->「カスタマイズ... (Customize...) 」->「その他 (Other)」を使用します)。 アクション・セットをアクティブにすると、"Beispiel Menu" メニューがツールバーに表示されます。 そのメニュー項目を選択すると、コンソールに "Hallo, PDE welt!" が表示されます。 ランタイム・プラットフォームは、直接ドイツ語のフラグメントを見ているわけではありません。 実際には、プラットフォームからは フラグメントのアクション・セットが直接 XYZ Plugin からきているように見えるように、 ランタイム・プラットフォームのプラグイン・レジストリーによって、フラグメントの参照が解決されました。