例ランチャーは、さなざまな例の列挙、実行、およびブラウズ のためのツールです。 これらの操作は手作業で行なうこともできますが (多少の難しさがありますが)、 例ランチャーでは、便利なインターフェースを提供しています。 特定の例を手作業で操作する方法についての情報は、 関連資料を参考にしてください。
例ランチャーを実行するには、 「パースペクティブ (Perspective)」メニューをプルダウンし、 「ビューの表示 (Show View)」メニュー項目を選択し、 さらに、サブメニューから「その他 (Other)」を選択します。 ダイアログにビューのリストが表示されます。 SWT 例を展開し、「SWT 例ランチャー (SWT Example Launcher)」という名前のビューを選択します。 選択できる例のリストを含んでいるビューが表示されます。
例ランチャーは、「ワークベンチ (Workbench)」ビューとスタンドアロン・アプリケーション という 2 つの異なるタイプの例を起動することができます。 一般に、互いに区別するために、例はカテゴリーごとに編成されます。
「ワークベンチ (Workbench)」ビューは、指定されたパースペクティブ内に置かれた GUI パネルです。 ワークベンチと対話するためにビューとして作成されたプログラムを、ランチャーが始動すると、 ワークベンチが開かれ、現行のアクティブなパースペクティブに組み込まれます。
スタンドアロン・アプリケーションは、 現行の Eclipse プラットフォーム環境とは独立して実行するプログラムです。 最初に、新規の Java VM および Eclipse プラットフォーム実行時が 開始され、それからアプリケーションの main() メソッドが起動されます。 この理由で、これらのアプリケーションをロードするには時間がかかります。
「例ランチャー (example launcher)」ビューにはツリー・リスト、テキスト域、および 2 つのボタンが含まれます。 ツリー・リストには選択して実行できるすべての SWT 例のリストが含まれています。 ツリーから例が選択されると、 それぞれの例の簡略説明がテキスト域に表示されます。 選択された例は、ツリー・リストの下にある「実行 (Run)」ボタンをクリックして実行できます。 幾つかの例では、 ワークスペースのプロジェクトに例のソース・コードをインポートすることもできます。 ユーザーが指定した名前を持つプロジェクトが作成され、 その例を実行するのに必要なすべての java クラスが、 その新規に作成されたプロジェクトに追加されます。
例およびユーザー・システムの構成によっては、 プロジェクト・ビルド・パスを変更すること、またはクラスパス変数を定義して ワークスペースにすでにインポートされた例を実行またはコンパイルすることが必要です。