PDE はプラットフォーム SDK のパーツですが、 特定のインストール・システムには存在することもしないこともあります。 PDE が存在しない場合は、プラットフォームの更新マネージャーを使用して容易に追加することができます。 PDE をインストールすると、PDE は適切なデフォルト値を使って自らを構成するので、すぐに使用できるようになります。 ただし、クリーンな作業環境を作成するために、何らかのセットアップを行うことをお勧めします。
PDE で設定可能な最も重要な変数は、プラットフォームのランタイム・インスタンスのパスです。 これは、プラグインの実行とデバッグに使用されるプラットフォームのインストール・システムのパスです。
デフォルトでは、このパスはホストのインストール・システムのロケーションを指しています。 この値は、ホストのセットアップに類似したプラットフォーム構成にインストールするプラグインを作成する場合には、 そのまま受け入れることができます。
ただし、開発とランタイムに異なるプラットフォーム・インスタンスを使用することもできます。 たとえば、開発ツールとして使用しているプラットフォーム構成は安定してはいても、 プラグインを別のバージョンに配置したい場合があります。 ランタイム・インスタンスは、新しい (おそらくはそれほど安定していない) テクノロジーに基づいているかもしれません。 あるいは、ホスト構成とは異なるプラグイン・セットを組み込んでいる場合もあります。
どちらの場合においても、ホストとランタイム・プラットフォームには異なるワークスペースを使用することが重要です。 ホストの開発プラットフォームを起動するときに、 ホストのワークスペースのロケーション (すべてのプロジェクトは、ホストのハード・ディスクに保管されます) が設定されます。 (ワークスペースのロケーションと起動パラメーターの詳細については、 「プラットフォームの実行」を参照してください。) ランタイム・ワークスペースのロケーションを設定するには、 「ウィンドウ (Window)」->「設定 (Preferences)」ダイアログの「プラグイン開発 (Plug-in Development)」ページを 選択します。
プラットフォームのホームを設定し、「再ロード (Reload)」ボタンを押すと、 このページのプラグインのリストに、ホストのインストール・システムで検出された外部プラグインが表示されます。 デフォルトでは、これらのプラグインは、チェック・ボックスを使用して選択を解除したものを除き、 すべて PDE から見えるようになります。
注: 選択を解除された外部プラグインは、 PDE が Java クラスとプラグインの依存関係を解決できるように、 ワークスペース内の互換性のあるプラグインで置き換える必要があります。 このような細かなコントロールは、 ホストのインストール・システムにすでに存在しているプラグインの新しいバージョンを操作する場合に重要になります。