概念

PDE は、プラットフォームのプロジェクト構造を利用します。PDE を使用する場合には、 作業をプロジェクト、フォルダー、およびファイルに編成します。  PDE は、 特殊な PDE ネーチャーをこれらのプロジェクトに関連付け、 これらのプロジェクトと他の (PDE 以外の) プロジェクトを区別できるようにします (プラットフォームのプロジェクト・ネーチャー機能については、 「プロジェクト・ネーチャー」を参照してください)。  

すでに理解しているように、プラットフォームは、 明確に定義された構造と仕様を持つプラグインという概念に基づいています。  PDE の目標は、ユーザーが新規のプラグインの作成時の規則に従い、その結果 プラグインがプラットフォームによって正しく組み込まれるように保証することです。

PDE ではプロジェクト内でプラグインが管理されます。 各プロジェクトは、1 つのプラグインを表し、 そのプラグインとそれがプラットフォームと対話する方法を定義するフォルダーとファイルを保持します。 これらのプラグインは、ワークスペースに格納され、 ワークスペースのリソースを表示するリソース・ナビゲーターおよびその他のビュー内に表示されます。

ホストおよびランタイム

PDE において理解すべき最も重要な概念の 1 つに、 ホストおよびランタイムのプラットフォーム・インスタンスがあります。 プラットフォームを始動する際、ワークベンチを使用して、ビルドするプラグインを定義しているプロジェクトを操作します。  PDE とその他のツールを使用してプラグインを開発しているときに実行するワークベンチのインスタンスが、 ホスト・インスタンスです。  このインスタンスで使用することのできるフィーチャーは、 使用しているプラットフォームにインストールされているプラグインからのものだけです。

プラグインに満足し、それをテストする場合には、 もう 1 つのプラットフォーム・インスタンスであるランタイム・インスタンスを起動することができます。 このインスタンスには、ホスト・インスタンスと同じプラグインが含まれますが、 ホスト・インスタンスで操作しているプラグインも含まれます。 PDE ランチャーは、プラグインをホストのプラグインとマージし、ランタイム・インスタンスを作成します。 

外部プラグインとワークスペース・プラグイン

ランタイムのプラットフォーム・インスタンスは、 異なる 2 つの場所 (現在のワークスペースとオリジナルのホストのインストール・システム) からのプラグインで提供される フィーチャーの集合を表すので、PDE はこれらのプラグインを 2 つの異なる「種」として認識します。  

外部プラグインとワークスペース・プラグインは、そのロケーションのために、PDE による取り扱いが異なっています。 たとえば、ワークスペース・プラグインのプラグイン・マニフェストを開くと、 ワークスペース内のそのマニフェスト・ファイルに対してエディターが開きます。   外部プラグインに対して同じ操作を行うと、 ホストのインストール・ロケーションにあるそのプラグインのマニフェスト・ファイルを参照する外部 URL に対して エディターが立ち上がります。 

これらの違いは PDE のユーザーからはほとんど見えませんが、理解している必要があります。