例 - ソフトウェア更新

概要

この例は Eclipse プラットフォームに追加のコンポーネントをインストールする方法を説明します。 これはプラグイン org.eclipse.update.examples に含まれます。
 

例の実行

例を実行するには、HTTP サーバーを使用可能にしておく必要があります (Apache サーバーなど)。install ディレクトリー全体を プラグイン例 org.eclipse.update.examples から HTTP サーバー 文書ツリー (たとえば、Apache サーバーの htdocs ディレクトリー) に コピーします。このサーバーが実行していることを確認してください。

Eclipse ワークベンチを始動します。「ヘルプ (Help)」を選択し、それから 「ソフトウェア更新 (Software Updates)」、 さらに「追加...(Add...)」を選択します。
ロケーション・ページで、ユーザーのサーバーの URL を入力します (たとえば、http://my.server/ ... 実際のサーバー URL をここに埋める)。 URL は、   コピーした install ディレクトリーまでのすべての 追加サーバー・パス・エレメントを反映する必要があります。 たとえば、install ディレクトリーを htdocs/examples (パスは htdocs/examples/install) にコピーした場合は、 URL を http://my.server/examples として入力します。
追加 (Add)」と 「次へ (Next)>」を押します。インストールが可能なコンポーネントを含むリストが表示されます。 提供される例は、更新例 と呼ばれる単一コンポーネントを含んでいます。 それを選択し、インストールを終了します。 変更をアクティブにするにはワークベンチを再始動する必要があります。

一度再始動すると、それをユーザーのパースペクティブに 追加して新しい機能を使用できます。 「パースペクティブ (Perspective)」、「カスタマイズ... (Customize...)」を 選択し、それから「その他 (Other)」を展開します。「サンプル・アクション・セット (Sample Action Set)」 を選択します(これは、ダウンロードし、インストールした、このプラグインの例によってインプリメントされた アクション・セットです)。 サンプル・メニュー というラベルの付いた新しいメニューが、 新規作成アクションとともにワークベンチに表示されるはずです。 メニュー・アクションをクリックすると、情報ボックスが表示されます ( インストールが実際に機能するかどうかを検査するため)。
 

詳細

この例では、 Eclipse コンポーネントをダウンロードするために HTTP サーバーで必要な構造を 説明します。この例ではワークベンチにメニューとアクションを追加する単純なプラグインで構成されます。 プラグインは、Eclipse ワークベンチ (PDE) に、 プラグイン開発ツールを使用して、コンポーネント jar としてパッケージされています。 org.eclipse.update.examples の基本プラグイン・ディレクトリーは plugin.xml ファイルに含まれていないことに注意してください。したがって、 基本プラグインはワークベンチに対しては何もしません。 基本プラグインは 前述のステップで使用された install ディレクトリーを含みます。

HTTP サーバーにコピーしたインストール・ディレクトリーは、 PDE コンポーネント・プロジェクト・セットアップ ("サーバー側" ファイルを 1 つ追加して) を使用してコンポーネント jar を構築した出力です。 内容は次のとおりです。

install/
    components/
        install.index
        org.eclipse.update.examples.component_1.0.0/
            install.xml
            install.properties
            install_en.properties
            orq.eclipse.update.examples.component_1.0.0.jar

サーバー上に存在するには上記のディレクトリー構造が必要です。 共通の install ルートがあります。共通 コンポーネント ・サブディレクトリーもあります。ダウンロードできるそれぞれの コンポーネントごとにサブディレクトリーを含んでいます (例では、org.eclipse.update.examples.component_1.0.0 です)。 install.index ファイルは手作業で作成されました ( PDE によって生成されたのではなく)。 これはコンポーネント・ディレクトリーの単純ディレクトリーです (ディレクトリーごとに 1 行)。これにより、更新クライアントは どのコンポーネントが実際にサーバー上に存在するかを発見できます。

PDE によって作成された実際のコンポーネントは orq.eclipse.update.examples.component_1.0.0.jar に含まれます。 コンポーネントを説明する、そのinstall.xml ファイルも、実際に jar をダウンロードせずに、 更新サポートがコンポーネントについて検出できるように公開されています。 install[_locale].properties ファイルは分離されたストリングを含みます。

コンポーネント jar を作成するための詳しい情報は、 PDE ドキュメンテーションを参照してください。 「ヘルプ (Help)」、「ヘルプ目次 (Help Contents)」および 「PDE ISV ガイド (PDE ISV Guide)」 (ドロップ・ボックスから) を選択します。 インストール規則について詳しい情報は、 Eclipse プラットフォーム・ドキュメンテーションを参照してください。 「ヘルプ (Help)」、 それから「ヘルプ目次 (Help Contents)」および 「プラットフォーム・プラグイン・デベロッパー・ガイド (Platform Plug-In Developer Guide)」 (ドロップ・ボックスから) を選択します。インストール情報は、 「参照 (Reference)」、 「その他の参照項目、プラットフォーム・インストールと更新 (Other Reference Articles, Platform Installation and Update)」セクションに含まれています。
 

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