リソースは、ある特定の時点におけるリソースの現行状態のスナップショットを取り込むためにバージョン管理されます。
リソースの基本バージョンは、ワークスペースに最後に追加されたリソースのバージョンを表します。
「ナビゲーター (Navigator)」ビューまたは「パッケージ (Package)」ビューの「バージョン情報の表示... (Show Version Info...) 」メニュー項目を使用可能にすると、各リリース済みファイルの基本バージョンが表示されます。
プロジェクト以外のリソース (すなわち、ファイルとフォルダー) は、明示的にバージョン管理することができません。 ただし、同期化中、これらのタイプのリソースはストリームへリリースされるときに暗黙でバージョン管理されます。
プロジェクトをバージョン管理すると、プロジェクト内のすべてのリソースのバージョンのラインナップが保管されます。 ワークスペースからのバージョン管理とストリームからのバージョン管理の違いは、プロジェクト・バージョンの一部になっていなければならない子のリソース・バージョンを決定する点にあります。
ワークスペースからプロジェクトをバージョン管理するときには、ワークスペース内のリソースの基本バージョン がプロジェクト・バージョンの一部として取り込まれます。
プロジェクトをバージョン管理する方法としては、こちらの方が望ましいでしょう。なぜなら、どのリソース・バージョンをプロジェクト・バージョン内に配置するのかが正確にわかっているからです。
発信変更またはまだリリースされていない変更がある場合は、この操作は可能です。まだリリースされていない変更は、単に無視されるだけで、発信変更のあるリソースは、その基本バージョンをプロジェクトのバージョンの一部としておくことができます。
変更をリソースに加え、リソースを別のストリームにリリースする時点でプロジェクトを分割する必要がある場合は、まだリリースされていない変更または発信変更を持つプロジェクトをバージョン管理することをお勧めします。
ストリームからバージョン管理すると、その時点でストリーム内にある最新のリソース・バージョンがバージョン管理されます。
ストリームに何がリリースされているのかがわからない場合は、ストリームからプロジェクトをバージョン管理しないでください。
通常は、ワークスペースからのバージョン管理をお勧めするのはこのためです。
例として、ストリーム内のプロジェクトをロードしていないのに、そのプロジェクトをバージョン管理する場合を考えてみます。
streamB で行われた変更を streamA にマージしようとしており、プロジェクトが streamA と共用され、streamB とは共用されていないとします。
"merged_on_may_28" というバージョン名を持つ streamB のプロジェクトをバージョン管理するには、ワークベンチの内容ではなくそのストリームの内容をバージョン管理します。
もちろん、一部のリポジトリーはストリームのロックをサポートしていないので、誰か他の人が同時に streamB にリリースしないことを保証する必要があります。
このことは、約束事を取り決めておけば実行可能です。
このダイアログでは、バージョン管理しようとしているプロジェクトのバージョン・ラベルを選択することができます。 この場合、プロジェクト・レベルのバージョン・ラベルを選択することのみが可能です。リソースは、リリース時にバージョン管理されます。
次の図に、「バージョン選択リソース (Version Selected Resources)」ダイアログの外観を示します。
自動生成されたラベルを持つ各プロジェクトをバージョン管理します。 これはデフォルトのオプションです。
テキスト領域で指定されたラベルを持つプロジェクトをバージョン管理します。
バージョン管理しようとしている各プロジェクトの名前を指定することができます。
次の図に、このバージョン管理オプションを選択したときのプロジェクトごとに表示されるダイアログを示します。
「詳細 (Details)」ボタン
「詳細 (Details)」ボタンは、既存のバージョンをすべて表示します。
バージョン・ラベルは、以下の基準を満たす必要があります。
注: CVS バージョン・ラベルではピリオドを使用することはできません。その代わり、ダッシュまたは下線を使用することが推奨されています。
自動 (Automatic) バージョン・ラベル付け形式を選択した場合は、次の「推測」スキーマを使用して、バージョン・ラベルを割り当てます。