NAB フレームワークのAPI 仕様書 June 21, 2006
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第4章 実装例(example tool)の解説

現在 NAB フレームワークの実装例 (example tool)として、MWT を編集対象にした NAB plug-in for MWT (MWT Application Builder) が存在します。

MWT は

MWT は、他の WIN32 や、Xt、GTK などのツールキットと同様、それを構成するコンポーネントにそれぞれ、タイプ(クラス)があり、そのコンポーネントは、それぞれ、他と区別することができる固有の値を持つインスタンスと呼ばれる実体を生成することができます。

実体化されたコンポーネントには親子関係が存在しツリーを構成し GUI を実現します。実体化されたインスタンスには、それぞれ状態を保持した複数の変数を保持しており、それをプロパティと呼びます。そのプロパティに対して値を設定することで、そのインスタンスの振る舞いを設定・変更することができます。また実体化されたインスタンスからは、インスタンスが実体化された時、インスタンスのプロパティが変更された場合等にイベントが発生します。また必要に応じてイベントに対するコールバック処理を定義し、イベントが発生した場合にその処理を実行することができます。


下へ4.1 ツールキットハンドリングのための下位モジュールの実装
下へ4.2 上位ビューからの NAB インターフェースの呼び出し手順

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