NAB plug-in for MWT ユーザーズ・ガイド June 21, 2006
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第4章 コンパイルとビルドについて> 4.1 ビルドするための環境設定について

4.1.1 コンパイラやリンカの設定

プロジェクトのプロパティ設定ダイアログにより、コンパイラやリンカの設定や、

それに引き渡すパラメータ、ビルド方法を設定することができます。

4.1.1.1 コンパイラの設定 

コンパイラの設定では、以下を設定することができます。

項目

概要

コンパイラ

実行するアプリケーションを作成するためのコンパイラを設定します。

共通インクルードパス

[コンパイラ方法]の選択有無に関係なくコンパイラに渡すインクルード情報を設定します。

共通コンパイラフラグ

[コンパイラ方法]の選択有無に関係なくコンパイラに渡すパラメータ情報を設定します。

コンパイル方法

実行するアプリケーションをデバッガにかけてデバッグする場合に選択します。

個別インクルードパス

選択したタブのモードによりコンパイラに渡すインクルード情報を設定します。

個別コンパイルフラグ

選択したタブのモードによりコンパイラに渡すパラメータ情報を設定します。

以下に手順を説明します。

■操作手順

  1. [C/C++ Projects]ビューでプロジェクトを選択し、右クリックで表示されるポップアップメニューの[プロパティ]を選択します。

    図:[プロパティ]の選択

  2. ["プロジェクト名"のプロパティ]ダイアログで[NAB/MWT Project Settings]を選択し、[Compiler Settings]タブを選択します。

    コンパイラや、コンパイラに引き渡すパラメータ、デバッグモードでのコンパイルなどの設定を行うことができます。

    図:["プロジェクト名"のプロパティ]ダイアログ

4.1.1.2 リンカの設定 

リンカの設定では、以下を設定することができます。

項目

概要

リンカ

実行するアプリケーションを作成するためのリンカを設定します。

共通ライブラリパス

[コンパイラ方法]/[リンカ方法]の選択有無に関係なくリンカ渡すライブラリ情報を設定します。

共通リンカフラグ

[コンパイラ方法]/[リンカ方法]の選択有無に関係なくリンカに渡すパラメータ情報を設定します。

リンク方法

実行するアプリケーションをスタィックリンクで作成する場合に選択します。

ライブラリ

選択したタブのモードによりリンカ渡すライブラリ情報を設定します。

出力ファイル

選択したタブのモードにより実行するアプリケーションの出力ファイル名を設定します。

以下に手順を説明します。

■操作手順

  1. コンパイラの設定と同じ手順により、["プロジェクト名"のプロパティ]ダイアログを表示し、[Linker Settings]タブを選択します。

    リンカや、リンカに引き渡すパラメータ、デバッグモードでのコンパイルなどの設定を行うことができます。

    図:["プロジェクト名"のプロパティ]ダイアログ


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