ヘルプ・システムをインフォセンターとしてインストール
スタンドアロン・ヘルプ・システムとドキュメンテーション・プラグインを Web サーバーにインストールすることによって、
ユーザーがインターネットやイントラネット経由でヘルプ・システムにアクセスできるようにできます。
URL を呼び出すことによって、アプリケーションはドキュメンテーションにアクセスします。
インフォセンター・ヘルプ・システムはクライアント・アプリケーションと Web アプリケーションの両方で使用できますが、
リモートでヘルプにアクセスできるのはいずれかです。
infopop とアクティブ・ヘルプを除くすべてのフィーチャーがサポートされています。
インストール/パッケージ
これらのステップは、ヘルプ・システム・インテグレーターと Web 管理用で、
考えられるすべてのシナリオを指しているわけではありません。
ここでは、すべてのドキュメンテーションが Eclipse プラグインとして提供され、
あなたが Eclipse ヘルプ・システムを熟知していると想定します。
エンド・ユーザーの場合、マシンに IE5.x または 6.x あるいは Mozilla がインストールされていると想定します。
- マシンにはアプリケーション・サーバーがインストールされていることを確認してください。
Tomcat 3 および Tomcat 4 についてはテスト済みです。
- Eclipse 2.0 リリース・レベル Platform Runtime Binary ドライバーを
www.eclipse.org からダウンロードします。
- ドライバーを d:\eclipse にインストール (解凍) します。
- d:\eclipse\plugins\org.eclipse.help.webapp_2.0.0 にある Eclipse ヘルプ・アプリケーションを Web サーバーに登録します。
このディレクトリーを別の場所にコピーしないでください。
これは、Eclipse インストール・ツリーに置いておかなければなりません。
Tomcat では、次の行を tomcat\conf\server.xml ファイルに追加することによって、登録を実行できます。
<Context path="/help" docBase="d:\eclipse\plugins\org.eclipse.help.webapp_2.0.0">
</Context>
Tomcat 3 では、この行をファイルの終わり付近に、ContextManager セクション内の最後のエレメントとして追加します。
Tomcat 4 では、Host セクションの最後のエレメントとして追加します。
- 使用しているサーバーに応じて、以下の修正を加えてください。
- Tomcat 3: Tomcat 3 には、Web アプリケーションで使用できる XML パーサー・ライブラリーがありません。
これを修正するため、xercesImpl.jar および xmlParserAPIs.jar を
d:\eclipse\plugins\org.apache.xerces_4.0.3\ から d:\eclipse\plugins\org.eclipse.help.webapp_2.0.0\WEB-INF\lib\ にコピーします。
- Tomcat 4:
- Eclipse と Tomcat のどちらも、URLStreamHandler を設定するためのコードを含んでいますが、これは一度しか設定できません。
Tomcat と Eclipse の両方を正しく機能させるには、ライブラリー
d:\eclipse\plugins\org.eclipse.help.webapp_2.0.0\infocenter\eclipseurl.jar を
Tomcat 始動時にクラスパスに追加する必要があります。
Tomcat 4.0.3 では、tomcat/bin/setclasspath.bat ファイルを編集します。
set CLASSPATH=%JAVA_HOME%\lib\tools.jar
この行の後に、次の行を挿入してください。
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;d:\eclipse\plugins\org.eclipse.help.webapp_2.0.0\infocenter\eclipseurl.jar.
-
xml ライブラリーへの変更のため、tomcat\common\lib\xerces.jar を除去し、setclasspath.bat を以下のように編集します。
set JAVA_OPTS=
これを次の行で置き換えてください。
set JAVA_OPTS=-Xbootclasspath/a:d:\eclipse\plugins\org.apache.xerces_4.0.3\xercesImpl.jar;d:\eclipse\plugins\org.apaches.xerces_4.0.3\xmlParserAPIs.jar.
- プリコンパイルされた JSP を無効にする: Tomcat 4.0.x を使用していないかぎり、または
jasper jar ファイルを準備する予定がないかぎり、d:\eclipse\plugins\org.eclipse.help.webapp_2.0.0\infocenter\web.xml も
d:\eclipse\plugins\org.eclipse.help.webapp_2.0.0\WEB-INF にコピーしなければなりません。
インフォセンターの使用
Web サーバーを始動します。
Web ブラウザーで Web アプリケーションのパスを指定します。
Tomcat がインストールされているマシンでは、http://localhost:8080/help/ になります。
カスタム・ドキュメンテーションのインストール
Eclipse プラットフォームでは、独自のドキュメンテーションが org.eclipse.platform.doc.user プラグインに入っています。
デフォルトで、インフォセンターでも使用可能です。
ユーザー独自のドキュメンテーションを表示したい場合、そのドキュメンテーションを
Eclipse ドキュメンテーションのプラグインとしてパッケージします。
それらを d:\eclipse\plugins\ にインストールしてください。