説明: この拡張ポイントを使用して、アクセラレーター・セット拡張を登録します。 アクセラレーター・セットとは、名前が示すとおり、アクセラレーターのセットです。 アクセラレーターは、1 つ以上のアクセラレーター・キーのシーケンスとワークベンチ・アクションとの間の関連です。 アクセラレーター・キー・シーケンスは 1 以上の長さにすることができます。
アクセラレーター・セットはアクセラレーター構成 (アクセラレーター構成拡張ポイントを参照) に登録され、 アクセラレーター・スコープ (アクセラレーター・スコープ拡張ポイントを参照) に適用できます。
リリース 2.0 以降
構成マークアップ:
<!ELEMENT acceleratorSet (accelerator)+>
<!ATTLIST acceleratorSet
configurationId CDATA
#REQUIRED
scopeId CDATA
#REQUIRED
>
アクセラレーター・セット内の同じアクションに複数のアクセラレーターを指定できますが、使用されるのは 1 つだけです。
ロケールおよび/またはプラットフォームが指定されている場合、現在のロケールおよびプラットフォームに最も一致しているアクセラレーターが使用されます。 現在のロケールは API Locale.getDefault() で、プラットフォームは API SWT.getPlatform() で決定されます。 プラットフォームおよび/またはロケールが指定されていて、それが現在のロケールおよび/またはプラットフォームに一致しない場合、 アクセラレーターは廃棄されます。 アクセラレーター A がロケールだけを定義し、B がプラットフォームだけを定義している場合、B が使用されます。 アクセラレーター A がロケールとして "ja" を定義し、B が "ja_JP" を定義している場合、現在のロケールが "ja_JP" であれば B が使用されます。
2 つのアクセラレーターが異なるプラグインのアクセラレーター・セットに定義されている場合、選択されるアクセラレーターはプラグインに依存します。 プラグイン A が B に依存していれば、B で定義されているアクセラレーターが使用されます。 A と B がお互いに依存していない場合、プラグイン ID でアルファベット順にソートされます。
2 つのアクセラレーターが異なるスコープで定義されている場合、現在のスコープで定義されているアクセラレーターが使用されます。 アクセラレーターが現在のスコープまたはその親に定義されていない場合、そのアクセラレーターは廃棄されます。 アクセラレーターが親または子スコープに定義されていれば、子スコープのアクセラレーターが使用されます。
例:
アクセラレーター・セット拡張の例を次に示します。
<extension point="org.eclipse.ui.acceleratorSets">
<acceleratorSet
configurationId="org.eclipse.ui.exampleAcceleratorConfiguration"
scopeId="org.eclipse.ui.globalScope">
<accelerator
id="org.eclipse.ui.ExampleActionA"
key="CTRL+R CTRL+A"
</accelerator>
<accelerator
id="org.eclipse.ui.ExampleActionB"
key="CTRL+R CTRL+B"
</accelerator>
<accelerator
id="org.eclipse.ui.ExampleActionC"
key="CTRL+R CTRL+C || CTRL+SHIFT+DELETE"
</accelerator>
</acceleratorSet>
</extension>
API 情報: なし。
提供されるインプリメンテーション: ワークベンチは、デフォルトおよび Emacs アクセラレーター構成にアクセラレーター・セットを提供します。