コード内の問題の識別

このセクションでは、コード内の問題を識別するためのさまざまな標識について説明します。
 
1.
ビルド問題は常に「タスク」ビューに表示されます。 (この時点では、「タスク」ビューは空です。) 
2.
「パッケージ・エクスプローラー」ビューからエディターで junit.framework.TestCase.java を開きます。 
3.
このファイル (package junit.framework;) の最初の行の終わりにあるセミコロンを削除して、構文エラーを追加します。
セミコロンが欠落したエディター
4.
終了したら、「保管」ボタンをクリックします。 プロジェクトがインクリメンタル・ビルドされ、問題が示されます。
注: 変更されたファイルおよびそれに依存するファイルのみが再コンパイルされます。
5.
問題は次のように示されます。
  • 「タスク」ビューに問題がリストされます。
  • 「パッケージ・エクスプローラー」ビュー、「型階層」ビュー、または「アウトライン」ビューでは、影響を受ける Java エレメントおよびその親エレメントに問題の印が付けられます。 
  • エディターでは、影響を受ける行の近くに問題マーカーが表示されます。
  • エラーの原因である可能性のある語の下にくねった線が表示されます。
  • エディターの概説ルーラーに問題標識が表示されます (ステップ 3 および 6 の図を参照)。
  • エディター・タブにも問題マーカーで注釈が付けられます。
「パッケージ・エクスプローラー」、エディター、および「タスク」ビュー内の問題マーカー
6.
マーカー・バー内の問題マーカー上にマウス・ポインターを移動して、問題の説明を表示することができます。
問題マーカー吹き出し
7.
エディターのタブ上の「閉じる」ボタンをクリックして、エディターを閉じます。 
8.
「タスク」ビューで、リスト内の問題を選択します。 そのコンテキスト・メニューを開き、「ジャンプ」を選択します。 ファイルがエディターで開かれ、問題の場所が表示されます。
「タスク」ビュー
9.
エディターでセミコロンを追加して問題を訂正し、「保管」ボタンをクリックします。  
保管するとプロジェクトが自動的にビルドされ、ワークベンチ内のすべての問題標識が消えます。
10.
「アウトライン」ビューで、メソッド getName() を選択します。 エディターがこのメソッドまでスクロールされます。 
11.
メソッドの最初の行にある、戻された変数 fName を fTestName に変更します。 入力中に、問題強調表示の下線が fTestName に表示され、問題を示します。 強調表示された問題にマウス・ポインターを移動すると、問題の説明が表示されます。
12.
マーカー・バーに電球マーカーが表示されます。 電球は、この問題で修正プロポーザルを使用できることを知らせます。
電球および問題強調表示行
13.
マークされた範囲内にカーソルを置き、「編集」メニュー・バーから「即時修正」を選択します。 Ctrl+1 を押すか、または電球を左マウス・ボタン・クリックすることもできます。 可能な修正を示す選択ダイアログが表示されます。
修正プロポーザル
14.
「fName に変更 (Change to fName)」を選択して問題を修正します。 修正が適用されると、問題強調表示行が消えます。
15.
保管せずにファイルを閉じます。
16.
「ウィンドウ」>「設定」>「Java」>「エディター」>「問題の指摘」で、さまざまな問題標識を使用可能または使用不可にできます。