Mylyn 概要

Mylyn のドキュメンテーションは、次の場所でオンラインで利用できます。http://eclipse.org/mylyn/start

Mylyn 2.3 の New & Noteworthy は、次の場所に掲載されています。http://eclipse.org/mylyn/new

Mylyn は Eclipse 用のタスク・フォーカス UI で、非常に大規模なワークスペースでも、小規模なワークスペースと同様に簡単に作業を行うことができます。作業中および共同作業中のタスクを追跡するための Mylyn の豊富な機能によって、Eclipse が拡張されます。タスクは、思い出す必要のある、または他者と共用する必要のある任意の作業単位で定義され、ユーザーによって報告されたバグや、フィーチャーを改善するために自分で作成したメモなどが該当します。タスクを自分のワークスペースにローカルで保管することも、1 つ以上のタスク・リポジトリーから取得することもできます。タスク・リポジトリー、たとえば Bugzilla のようなバグ・トラッカーに接続するには、そのリポジトリーをサポートしているコネクターが必要です。

タスクが統合された後、Mylyn はそれらのタスクに対するアクティビティを監視し、着手したタスクに関連する情報を特定します。ファイル、タイプ、メソッド、フィールドのようなシステム成果物には、対話側操作がどれぐらい直近に行われたか、またその頻度に基づいて関心のレベルが割り当てられます。この結果、関心のない要素が Eclipse 内でビューからフィルターされ、開発者は重要なものにフォーカスできるようになります。これ以降、Mylyn は、タスクに関連するすべての成果物セットであるタスク・コンテキストを作成します。これには、編集したメソッド、参照した API、参照した文書が含まれます。Mylyn はこのタスク・コンテキストを使用して、関心ありの情報に Eclipse UI をフォーカスし、関心なしの情報を非表示にして、関連するものを自動的に検索します。作業を完了させるために必要な情報を手元に用意することにより、検索、スクロール、ナビゲーションに要する時間を短縮して生産性を向上させることができます。Mylyn はタスク・コンテキストを明示することにより、マルチタスク、計画、過去の作業の再利用、専門知識の共用を容易にします。