Web サービスの設定

Web サービス・ツールによって、以下の設定が定義できます。

Axis エミッター

このページを使用して、Axis Web サービスを作成または利用する際に使用される次の設定を行うことができます。

WSDL2Java

• すべての要素のコードを生成: デフォルトで、WSDL2Java は WSDL ファイル内の被参照要素のコードのみを生成します。 参照の仕組みに関する詳細については、Axis のリファレンス・ガイド http://ws.apache.org/axis/java/reference.html を参照してください。
• メタ・データ用に個別のヘルパー・クラスを発行: このオプションを選択すると、WSDL2Java は、メタデータをスケルトン内に組み込まずに、 メタデータを含む独立したヘルパー・クラスを作成します。
• ラップされた XML 配列型では直接的な配列よりも Bean 構築を優先: デフォルトの動作では、次の XML 構成を Java ストリング配列 (String[]) にマップします。

  <element name="array">
   <complexType>
    <sequence>
     <element name="item" type="xs:string"/>
    </sequence>
   </complexType>
  </element>

  このタイプのスキーマに特定の JavaBean クラス (ArrayOfString) を生成したい場合は、このオプションを選択してください。
• スコープを deploy.wsdd に追加します: サーバー実装のデプロイ方法を示します。 アプリケーションは、すべての要求に対して 1 つの実装クラス・インスタンスを使用します。 要求は、各要求ごとに新しい 1 つの実装クラス・インスタンスを作成します。 セッションは、各セッションごとに新しい 1 つの実装クラス・インスタンスを作成します。
• タイムアウト秒数を指定: デフォルトは 45 です。-1 を指定すると、タイムアウトが使用不可になります。

Java2WSDL

• 継承クラス内で許可されたメソッドを検索: このオプションを指定すると、 Java2WSDL パーサーは拡張クラスを調べて WSDL ファイルにエクスポートするメソッドのリストを決定します。
• JAX-RPC に準拠するようにコードを生成する前にサービス・クラスを分析する: このオプションを選択すると、 各ツールは Java サービス・クラスとその値の型を検査して、この Java サービス・クラスが JAX-RPC 仕様の重要な要件を満たしているかどうかを判断します。

ポップアップ・ダイアログ選択

ダイアログ設定によって、ポップアップ・アクションの実行中に表示させたいダイアログ・ボックスを判別することが可能になります。 Web サービス・ウィザードの先頭ページで「Do not show this dialog again」を選択することによってダイアログのいずれかを無効にした場合、非表示にするために選択したダイアログの横にあるチェック・ボックスをクリアすることによって、変更を元に戻すことができます。

プロファイル準拠および検証

WS-I 準拠設定によって、WS-I Simple SOAP Binding Profile (SSBP) と WS-I Attachement Profile (AP) で、 準拠のレベルを選択できます。 注: WS-I 非準拠が「タスク」ビュー内でリストされている間に WS-I 準拠のレベルを変更した場合、「タスク」ビューは自動的には更新されません。 警告が「タスク」ビューから除去される前に、ワークスペースを再検証する必要があります。 WS-I について 詳しくは、http://www.ws-i.org/ を参照してください。

検証の設定の場合、Web サービス・ウィザードによって消費される WSDL ファイルを検証するかどうか、およびウィザードが次のステップに移動する前に WSDL 検証が完了しなければならないかどうか、を選択することができます。

プロジェクトのトポロジー

プロジェクトのトポロジー設定によって以下のことが可能になります。

• Web サービス・クライアントの生成時に Web サービス・ウィザードが作成するデフォルトのクライアント・プロジェクト・タイプを選択する。 また、クライアント・プロジェクト・タイプがウィザード内でリストされる順序も設定できます。 この選択は単にデフォルトであって、代替のプロジェクト・タイプがウィザード内で選択可能であることに注意してください。
• Web サービスと Web サービス・クライアントを、同じ EAR プロジェクト内で生成するかまたは異なる EAR プロジェクト内で生成するかを選択します。 サービスとクライアントを異なる EAR プロジェクト内に生成すると、単一 EAR プロジェクト内に両方が存在するときに生じる競合の機会を削減できますが、より多くのシステム・リソースを使用します。

リソース管理

リソース管理の設定によって、ファイルおよびフォルダーの作成および Web サービスの作成時に使用したいデフォルト設定の上書きを判別することが可能になります。

• 警告なしにファイルを上書き: これを選択すると、ウィザードで、 プロンプトの表示なしでワークスペース内のすべての既存ファイルが上書きされます。 これを選択しないと、ファイルを上書きする際には必ずプロンプトが表示されます。
• 必要時にフォルダーを作成: これを選択すると、ウィザードで必要なすべてのフォルダーが作成できるようになります。
• 警告なしにファイルをチェックアウト: これを選択すると、確認を求める警告メッセージを受け取ることなく ファイルをチェックアウトできます。
• 生成したスケルトン・ファイルをマージ: このチェック・ボックスは、デフォルトでは使用不可になっています。 このチェック・ボックスが使用可能な場合、同名のスケルトン・ファイルがワークスペース内にすでに存在すると、新規に生成されるスケルトン・ファイルは既存のスケルトン・ファイルとマージされます。 このチェック・ボックスを使用可能にすると、既存のスケルトン・ファイル内で変更済みのコードを保持できます。

  この設定が有効なときにインターフェースの戻り型を変更した場合、結果としてスケルトン・ファイルには、新しいインターフェースで定義された型を返すメソッドが作られますが、そのメソッド本文はオリジナルのスケルトン・ファイルから持ってこられます (したがって異なる型を返すことになります)。 その結果、コンパイル・エラーが発生し、手作業で訂正する必要があります。

シナリオのデフォルト

シナリオのデフォルトの設定によって、Web サービスの作成時に使用したい以下のシナリオのデフォルトを設定することが可能になります。

• どのタイプの Web サービスとクライアントをデフォルトで選択するか。
• Web サービス・ライフ・サイクルのどのフェーズをウィザードで完了するか。
• デフォルトで Web サービス・エクスプローラーを起動して、Web サービスを UDDI レジストリーに公開できるようにするかどうか。
• Web サービス SOAP トラフィックを TCP/IP モニターを介してルートし、SOAP パケットをモニターし、オプションで WS-I への準拠をテストできるようにするかどうか。

これらすべてのデフォルト設定は、ウィザード内でオーバーライドできることに注意してください。

サーバーとランタイム

Web サービス・ウィザード内でデフォルトで選択したいサーバー、Web サービス実行時環境、および J2EE バージョンを選択します。 これらすべてのデフォルト設定は、ウィザード内でオーバーライドできることに注意してください。

テスト機能デフォルト

ウィザードが自動的にテスト機能を起動するかを選択できます。テスト機能の優先タイプを選択できます。

WSDL ファイル

Wsdl ファイルを WSDL エディター内で作成するとき、デフォルト・ターゲット名前空間を設定できます。 デフォルトを変更することを選択しない場合、Wsdl ファイルのターゲット名前空間は http://tempuri.org になります。