単純タイプを使用して、派生データ・タイプを作成します。
これらは、データ・タイプの値空間 (値のセット) と字句空間 (有効なリテラルのセット) に一連の制約を与えます。
単純タイプには要素コンテントを含むことはできないため、属性を持つことはできません。
数値 (および文字列や日付など) を含むが、サブ要素を含まない要素は単純タイプです。
次の説明は「リソース」パースペクティブを対象にしていますが、他のさまざまなパースペクティブでも使用できます。
単純タイプの追加方法は、次のとおりです。
- XML スキーマ・エディターで XML スキーマを開く。
- 「アウトライン」ビューで、「型」を右クリックし
、「Simple Type の追加」をクリックする。
- 「アウトライン」ビューで、新規単純タイプを選択する。
- 「プロパティー」ビューで、「一般」タブをクリックする。
- 「名前」フィールドに、単純タイプの新規名を入力する。
- ユーザーは下記オプションを「種類」リストから選択できます。
- アトミック (atomic)。アトミック・タイプは、XML スキーマ言語にビルドされたすべての単純タイプです。
- リスト (list)。リスト・タイプは、アトミック・タイプのシーケンスから成り立っています。
それには、アトミック値の有限長シーケンス (finite-length sequences) から成り立っています。
- 共用体 (union)。共用体タイプを使用すると、複数のアトミック・タイプとリスト・タイプの合併によって得られる 1 つのタイプのインスタンス
(複数可) を、要素または属性の値にすることができます。
- 「種類」リストから「アトミック (atomic)」を選択した場合、
「基本型」フィールドの横にある「参照」
をクリックして、単純型の基本型を指定する。 「タイプの設定」ダイアログ・ボックスには、現在使用可能なすべての組み込みタイプとユーザー定義タイプがリストされます。
以下のいずれか 1 つのオプションを選択して、リストの「Scope」を変更することができます。
- ワークスペース。ご使用のワークスペースで使用可能なすべてのタイプがリストされます。
- エンクロージング・プロジェクト。ご使用のファイルを含んでいるプロジェクトで使用可能なすべての
タイプがリストされます。
- (デフォルト) 現在のリソース。現行ファイルで使用可能なすべてのタイプがリストされます。
- ワーキング・セット。選択した
ワーキング・セットで使用可能なタイプをすべてリストします。
- 「種類」リストから「リスト」を選択した場合、
「項目のタイプ」フィールドの横にある「参照」 をクリックして、単純タイプの項目のタイプを指定する。 「タイプの設定」ダイアログ・ボックスには、現在使用可能なすべての組み込みタイプとユーザー定義タイプがリストされます。
以下のいずれか 1 つのオプションを選択して、リストの「Scope」を変更することができます。
- ワークスペース。ご使用のワークスペースで使用可能なすべてのタイプがリストされます。
- エンクロージング・プロジェクト。ご使用のファイルを含んでいるプロジェクトで使用可能なすべての
タイプがリストされます。
- (デフォルト) 現在のリソース。現行ファイルで使用可能なすべてのタイプがリストされます。
- ワーキング・セット。選択した
ワーキング・セットで使用可能なタイプをすべてリストします。
- 「種類」リストから「共用体 (union)」を選択した場合、
「メンバー・タイプ」フィールドの横にある「参照」 をクリックして、単純タイプのメンバー・タイプを指定する。 「Built-in simple types」および「User-defined simple
types」の両方をメンバー・タイプ値リストに追加するという選択もできます。
- 「制約」タブをクリックする。 ここでは、長さの制約、列挙、およびパターンを含む、
具体的な制約値を設定することができます。
- 列挙を使用すると、単純タイプの有効な値のセットを定義できます。
列挙は、単純タイプがインスタンス文書内で有効な値としてとることのできる実際の値です。
一度に 1 つの列挙を追加することも、複数の列挙を追加することもできます。
- 一度に 1 つの列挙を追加するには
、「具体的な制約値」において「列挙型」を選択し
、「追加」をクリックして列挙用の値を指定します。
- 一度に複数の列挙を追加するには、次の手順で行います。
- 「列挙型」を選択する。
- 「追加」をクリックする。
- それぞれの列挙の値を入力する。それぞれの値は、区切り文字によって区切る必要があります。たとえば、First, Second は 2 つの列挙を作成し、1 つ目の値は「First」、2 つ目の値は「Second」になります。
- 列挙値の前後にある空白文字を保持する場合は、「先行および末尾空白文字の保存」チェック・ボックスを選択する。このチェック・ボックスを選択した場合、
First, Second の値は「First」および「 Second」(Second の前にはスペースが 1 つ入ります) として示されます。
これは、値を入力する際に「Second」の前にスペースが挿入されているためです。
- 「OK」をクリックする。列挙が作成され、「プロパティー」ビューに表示されます。
- パターンにより、許容される値について特定の制約を指定できるようになります。 たとえば、「5 桁の数字に続く大文字の ASCII 文字」というパターンに従う入力だけを受諾するようにフィールドを制限することができます。以下のようにパターン制約を設定します。
- 「パターン」を選択する。
- 「追加」をクリックする。
- 「正規表現」ウィザードを使用して、制約として使用する正規表現パターンを作成する。
- 「完了」をクリックする。
- この単純タイプに関する何らかの情報を提供したい場合は、「ドキュメンテーション」タブをクリックする。 「ドキュメンテーション」ページは、
ユーザーが読むことのできる資料、例えば説明書などに使用されます。
- 「拡張」タブをクリックするとアプリケーション情報の要素をスキーマ・コンポーネントの注釈に追加できます。 「拡張」ページでは、スキーマを指定して XML コンテンツをご使用の注釈に追加できます。